次は「資本リサイクル」

次は「資本リサイクル」

次は「資本リサイクル」

『安倍首相には、経済の活性化に向けた次の大きな
 公約を掲げてほしい。その候補として「資本の
 リサイクル」が考えられるだろう。民営化、
 または運営権の売却(コンセッション)によって
 得た資金を活用して、新たなインフラ形成などを
 進めることだ。』
日本経済新聞2014年7月9日17面より

今回の成長戦略には、すでにコンセッションが
盛り込まれており、昨年の「10年間で目標2兆~3兆円」
という目標を、「3年で2兆~3兆円」と大きく前進させて
いるようです。

英国のBPやブリティッシュ・エアウェイズを典型として、
多くの国で株式の時価総額が大きい企業は、かつて
政府が保有していた企業であると記事に書かれており、
日本ではNTTがそれにあたります。

今後、国内でコンセッションが行われれば、
まだまだ経済が動く可能性は大きく残されて
いるようです。

何がきっかけとなり、どこに動きが出るのか、
動き始めた日本経済からは、まだ目が離せない
環境が続きます。

株、業績期待が下支え

株、業績期待が下支え

株、業績期待が下支え 自動車・機会 アナリストが上方修正

日本企業の業績改善への期待感が株価を下支え
している。証券アナリストが個別企業の収益
予想を見直した件数をたどると、6月下旬から
利益予想を引き上げる動きが盛り返している。
自動車や機械など輸出企業での上振れが多く、
米国や中国景気の懸念が和らぎ、恩恵が広がる
との見方が背景にある。4~6月の決算発表が
本格化するのは7月下旬。企業自身が収益の
先行きをどうみるか、市場の注目が集まりそうだ。
日本経済新聞2014年7月10日17面より

4月30日を起点とした各国の株価指数の推移を
確認すると、7月に入り米欧の株価指数が調整
色を強めているのに対して、日経平均株価の
底堅さが目立つようです。

この背景には、国内企業の業績回復期待があり、
アナリストによる業績見通しにおいて、上方修正した
割合から下方修正した割合を差し引いた
「リビジョン・インデックス」が5カ月ぶりの
水準に回復していると記事にあります。

つまり、「思ったよりも業績が良くなりそうだ。」
というアナリストの評価が確認されていると
いうことです。

株価は一株利益の上昇率によって変動しますので、
業績回復はポジティブに働くと考えられ、
国内市場が底堅いと結び付けているのです。

問題は、アナリストの評価そのものではなく、
それを受けた現段階での市場の評価=株価であり、
今後の株価推移です。その意味では、今回の
リビジョン・インデックスの水準回復と、
今後の株価推移を確認することにより、
将来的にリビジョン・インデックスを投資の
判断材料として用いることができるかどうかが
分かります。

ニュースや指標も、時間をかけて検証してこそ、
投資判断への採用可否を検討できます。今回の
リビジョン・インデックスの評価と今後の
株価の推移に注目しましょう。