ブラジル経済 難局

ブラジル経済 難局

「世界7位の規模を持つブラジル経済が苦境に
 陥っている。2013年10~12月の成長率が
 1.9%と2四半期連続で低下する一方、
 中央銀行はインフレと通貨安を抑制するため
 8回連続となる利上げに踏み切った。今年6月の
 サッカー・ワールドカップ(W杯)や16年の
 リオデジャネイロ夏季五輪の効果も限定的で、
 ブラジル経済は負のスパイラルが続いている
(日本経済新聞2月28日2面より)

新興国の経済は人口の増加とともに
GDPの拡大を続けるために、人口統計は
最も精度の高い未来予測指標と言われます。

「人口ボーナス」とは、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が
従属人口(14歳以下と65歳以上)よりも多い、生産力の
高い状態を指し、特に生産年齢人口が従属人口の2倍以上の
状態を指す、高い生産力・成長力のある期間です。

日本はバブルが終了する90年代に
人口ボーナス期間が終了し、
中国は徐々に人口ボーナス期間の
終了に差し掛かっています。

同じく本日の日本経済新聞6面に
「成長大陸 投資の波」というタイトルで、
アフリカ大陸に注目している世界の様子が
伝えられています。

特にサハラ砂漠の南に位置する「サブサハラ」と
呼ばれる地域の成長性が大きいそうです。

アフリカ大陸諸国の人口ボーナスは、
今まさにその渦中にあり、この流れは
2050年くらいまで続くようです。

人口分布、生産年齢人口の増加による、
生産力。成長力は徐々にアフリカへと
その舞台を移すようです。

アフリカの人口ボーナス期の前に、
高い生産力を示すと見られるのは、
東南アジア、南米諸国です。

世界各国・地域の経済成長の裏側には、
人口の増加による生産力・成長力の
増加という確かな裏付けがあるのです。

生産力と成長力はGDPの増加を生み、
消費の拡大を生み、経済を発展・成長させます。

人口が成熟期を迎えている先進国経済は、
人口の増加に頼らない経済構造や成長力を
確保することが必要だと思われます。

世界の各国には成長と発展、そして
投資の可能性が溢れており、日本の成長には
別の要素が必要だと分かります。