タガを外せ 異端になれ

タガを外せ 異端になれ

タガを外せ 異端になれ「既得権を撹乱せよ」

発売1年足らずで9兆円近い資金を集めた投資商品が
中国にある。その名は、「余額宝」。余ったお金を
宝に変えるという意味だ。預金の一部自由金利の
大口定期で運用することで、通常よりも高い利回りを
実現。瞬く間に8千万人あまりの利用者を吸い寄せた。
日本経済新聞2014年6月4日1面より

この金融商品をしかけたのは、米最大の上場を計画する
中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団で、中国の
勢いが分かり、革新がいつも目の前で起きていることが
確認できます。

アリババ集団の創業者で会長の馬雲(49)は、
「金融業には撹乱が必要だ」と権威や既得権のガードに
敢えて向かうことで革新を起こしています。

同じ様に、米国テスラ・モーターズCEOのイーロン・マスク氏(42)は
ネットや車の事業で磨いた設計、製造のノウハウで自信をつけ、
米空軍と一部の企業で独占的な取引が行われているロケット打ち上げ
事業に関して、「打ち上げコストを75%節約できる」と提案している
そうです。

いずれも、想像を超えた世界にひるむことなく足を踏み入れ、
道を創っていく革新者の姿です。

世界でこれまで大前提と考えていたものが崩れ、
新しい価値が生まれる時、世界は全く新しい姿になり、
大きなシフトチェンジを起こします。

そのためのメッセージ、それが
「タガを外せ 異端になれ」というものです。

勇気と力を持って、タガを外し、異端となりたいものです。

消費の主役、新興国に交代

消費の主役、新興国に交代

消費の主役、新興国に交代 先行投資、果実大きく

経済発展と人口増を背景に新興国の存在感が増している。
生産、消費、開発のあらゆる面で新興国のダイナミズムを
取り込めるかが企業の成長を左右する。
日本経済新聞2014年6月1日7面より

先進23カ国・地域と、新興21カ国・地域の主な指標を比べると、
2013年の新興国の国内総生産(GDP)は合計24兆ドル弱と10年前の
約3倍に膨らんだ一方で、先進国は43兆ドル弱で3割の伸びと、
その勢いが対照的だそうです。

消費の面では、すでに新興国が上を行き、今後、益々新興国向けの
市場や流通の拡大が、世界中の企業の成長のカギを握りそうです。
世界には膨張を続ける市場があり、それらの地域では、
金融の膨張も続くと考えられ、今後、世界の生産、消費の
構造シフトが起きれば、世界の経済はこれまでと全く違う
ステージに入る可能性があり、新興国の隆盛は目を離せない
ものになります。

経済成長7~8%へ(フィリピン)

経済成長7~8%へ(フィリピン)

「経済成長7~8%へ」フィリピン財務相 日本企業を誘致

『フィリピンのプリシマ財務相は20日、日本経済新聞
 記者と会見し、「インフラ整備に力を入れ、経済成長率を
 7~8%に高める」との考えを示した。日本企業を誘致する
 ために近く、投資家説明会を日本で開催する計画だ。』
日本経済新聞2014年5月21日7面より

フィリピンは「(1億人の)人口の半分が23歳以下と若い。」という
プリシマ財務相の言葉にあるように、人口構成が人口ボーナス期にあり、
それに後押しされるように、2013年の国内総生産(GDP)成長率が7.2%と
東南アジアトップの経済成長を誇っています。

東南アジアの成長国といえば、シンガポール、マレーシア、
インドネシア等の国々が近年勢いを誇っていましたが、着実に
新しい国の成長が始まっていることを物語っており、
それはこの「ワールドニュース」でも、何度も取り上げた
「人口動態」や「人口ボーナス期」と関連する内容なのです。

2013年の米国のGDP成長率が1.9%、日本のGDP成長率が名目で1.9%
実質で2.3%あることと比較すると、急成長を遂げている国、
それがフィリピンなのだと分かります。人口動態と経済成長は
十分な相関性を持って動いていますので、それらを注意深く
観察することにより、グローバルなチャンスを観る視野を
持つことができるのです。

「縫製大国」揺るがず

「縫製大国」揺るがず

「縫製大国」揺るがず 賃金安く、技術も蓄積

『バングラディシュで1千人以上の死者が出た縫製工場の
 ビル崩壊事故から24日で1年。劣悪な労働環境への
 国際社会の批判や賃金引き上げで、世界のアパレル企業
 の撤退も懸念された。だが、それでも低い人件費や技術の
 蓄積を背景に、「世界の縫製工場」は揺らいでいない。
 むしろ中国以外の製造拠点を探る「チャイナプラスワン」
 としての存在感が高まっている。』
(日本経済新聞5月24日9面より)

世界各国のグローバルな製造業は、常に安価な労働力を
求めて、世界を巡ります。現在、縫製の分野では、
バングラディシュがその安価な労働力と確かな技術を
提供し、世界のアパレル企業の工場が集まっているようです。

こうして新興国はその勢いを増し、外貨を流入させ、
次第に国としての豊かさを手に入れ、徐々に労働力の
価値も上昇し、再び企業は安価な労働力を求めて、
他の国へ資本を移動させていきます。

これが新興国の経済発展の原型であり、かつてそれは
中国が歩んだ道であり、今は東南アジアの国々が追随し、
さらにその後を追う国々があります。

新興国は経済発展とともに、自国通貨の価値を上げ、
国として豊かになり、国民が豊かになります。そこには、
世界の資本移動という大きいうねりがあります。

この資本移動は、これまでにも見られ、そしてこれからも
全く同じことを繰り返していきます。世界の資本の流れを
見る目を持つことで、小さい投資家の視野はより広く
市場を捉えられるようになるでしょう。