高配当銘柄、株高けん引

高配当銘柄、株高けん引

「高配当銘柄、株高けん引」 REITも1年ぶり高値

「22日の東京株式市場で日経平均株価が前日比
 295円上昇し、ほぼ全面高の展開となった。
 幅広い銘柄が買われた中で目だったのは、
 配当が厚い銘柄を買う動きだ。上場不動産
 投資信託(REIT)も約1年ぶりの高値を付けた。
 相場の先行きにはなお不透明さも残り、
 投資家が高利回りを求める志向は続いている。
 こうした流れが相場のけん引役になっている。」
日本経済新聞2014年5月23日19面記事より

記事の中では、日経平均構成銘柄で配当利回りの
高い上位15銘柄の値動きを、日経平均株価の
4月14日終値(年初来安値)から5月22日終値の
上昇率と比較することで、傾向を分析しています。

15銘柄中9銘柄が、同期間の日経平均株価の上昇率3.1%を
上回っており、確かにこの期間では、高配当銘柄(15銘柄)は
日経平均株価をけん引しているといえます。

しかしながら、これはあくまでもわずか1カ月弱の
期間だけの傾向であり、配当狙いということになれば、
中間を含めた決算期を超えて保有する必要があり、
そのことを考慮にいれて、株価位置や時間帯などを
選択する必要があります。

また記事中のあおぞら銀行からみずほFGまでの
15銘柄のチャートを見ると、様々なトレンドや
パターンが確認でき、一様に買いに入ることは
できません。

このような記事を読むと、あたかもこの期間に
高配当銘柄を買うことが、投資精度を上げるかの
ような錯覚を起こしてしまいます。しかしながら、
高配当という条件や因子は、その会社や株に
投資を行なう際の、1つの条件に過ぎません。

もし投資家が採用している他の条件が、
全てネガティブであれば、高配当であったとしても
買うに値しないということはあるのです。

『メディアの記事やニュースに翻弄されるのではなく、
 それを確認し、傾向や動向を知った上で、なお
 「自分の投資」にどう反映させていくかを考える。』

これができてこそ、そのニュースは、
真に価値のあるニュースになるのです。
ニュースに翻弄されるのではなく、
ニュースを活かしていきましょう。

高配当も1つの魅力・条件に過ぎないのです。