円・ドル取引が低迷

円・ドル取引が低迷

「円・ドル取引が低迷」12年8月以来 相場膠着で手控え

「東京外国為替市場で円・ドルの取引が低迷している。
 日銀によると、4月の円・ドル取引(直物)の売買高は
 1営業日あたり71億9,300万ドルと、2012年8月以来の
 低水準だった。円相場は4月の2週目以降に膠着感が強まり、
 投資家が身動きを取れなくなったことが背景にある。」
日本経済新聞2014年5月3日19面より

米ドル/円の相場は、2月以降101円台前半と103円の間で
保ち合い相場を形成しており、方向感を見出せない
値動きが続いています。通常、このような保ち合い相場が
形成された場合、市場参加者の関心やエネルギーが薄れ、
取引高が減少する傾向があり、上記記事はそれを裏付ける
内容の報道となっています。

金融市場での価格形成の性質として、保ち合いにて
取引高の現象が続いた後には、保ち合い放れから
トレンドを形成し、同時に取引高が拡大する、
いわゆるボラティリティの拡大期に入ります。

その意味では、現在確認される円・ドル取引の低迷状態は、
いずれ訪れるであろう取引高の拡大からトレンド形成への
前兆と言えるでしょう。その時がいつ訪れるのか、上下どちらの
方向に放れるのかは分かりませんが、いずれ来るその時に
対する準備と確認だけは忘れてはなりません。