ヘッジファンド膨張

ヘッジファンド膨張

「ヘッジファンド膨張」
世界で280兆円 過去最大3月末 運用難 資金流入やまず

「世界の金融市場でヘッジファンド・リサーチの
 調査によれば3月末の世界の資産残高は
 2兆7,016億ドル(約280兆円)。リーマン・ショックで
 減った2008年末の約2倍に増えており、過去最高だ。
 日本でもヘッジファンドが株主に登場、経営改革を
 求める動きもあり、存在感は高まる一方だ。」
日本経済新聞2014年5月3日2面より

ヘッジファンドの2.7兆円という資産残高は、世界の
株式市場全体の5%近くに相当し、その資金を
支える多くは年金などの機関投資家であり、金融危機
以降、運用難の資金が流れ込む構図が続いているそうです。

ヘッジファンドとは、「ヘッジ=避ける」、つまり
株式や債券、為替や商品、空売りや金融派生商品などを
組み合わせて運用を行うことによりリスクを軽減し、
「絶対的利益=市場環境に左右されない利益」を
目指す資金の集まりであり、本来的な意味で
ヘッジファンドの運用姿勢と個人投資家の
それとは共通するものがあると考えられます。

すでに世界の株式市場の5%の資産規模を占め、
短期的な売買も積極的に行うことから、
市場の流動性確保には大きく寄与する存在であり、
一方的に避難される存在ではありません。

また金融市場の成立や分布がそうであるように、
全てのヘッジファンドが常に利益を上げ続けて
いるわけではなく、それらのパフォーマンスは
常に検証を進めながら論じることが必要です。

1990年台後半に、当時世界最大の規模を誇った
ロングターム キャピタル マネジメント(LTCM)が
破綻したことは、記憶に新しいところであり、
2014年現在その立場が徐々に存在感を増しており、
これは今後も続いていくことになるでしょう。

ヘッジファンドも、市場のいち資金であり、
短期、長期、買い、売りの別なく、市場を
構成する1つの因子ですので、その規模や存在感、
運用姿勢や方式がどのように市場に影響を
及ぼすのかを、確認していきましょう。

チャートには、市場の全ての参加者の
動きが反映されています。