年利600%の利益を上げた初心者投資家の成長の物語

松下:

今日は、先日終了した松下誠のメンタルコントロール投資教室FXトレード基礎コースに参加された、神山 英生さんにお話を伺います。まずはFXを始めた時期ときっかけについて教えてください。

神山:

FXを始めたのは、2009年の秋でした。私は会社員として働いていますが、今の日本の景気低迷や将来的な経済成長の不透明さから、これから給料が右肩上がりに増えるという期待はできませんので、何か給料に変わる収入が欲しくて色々と検討している時に、雑誌や新聞にFXのことが載っていて、手軽に始められることもあり、始めました。

松下:

最初にどのような手法、スタイルでトレードを始めましたか。

神山:

初めてでしたので、少額で口座を開き、ほとんど何も分からないまま、感覚で売買をしました。トレードする銘柄も、一番大きく動く銘柄が良いと思い、英ポンド/円だけを売買していました。上がると思えば買い、下がると思えば売る感じです。

今思うと怖いですが、サイズのことも何も考えずに、フルレバレッジで売買していました。仕事から帰って夜10時とか、11時くらいに1~2時間で、ある時は5分足のチャート、ある時は日足のチャートという風に、見ているチャートもバラバラといった有様でした。

損切りも知りませんでしたし、偶然にも勝ち続け、ほとんど損はしませんでした。利益が出たら、翌日に決済し、損失になっていたら待つという感じでしたので、売買回数は、ひと月に少ない時で20回くらい、多いときでも30~40回くらいでした。

松下:

損失がなかったということは、資金が徐々に増えたと思いますが、サイズはどうしましたか?増えた資金に対して、フルレバレッジでの売買を続けたのですか?

神山:

最初は少し躊躇しましたが、1か月くらい勝ち続けだったので、それからはもう躊躇せずに、ほとんどフルレバレッジで売買していました。それでも2か月くらいその調子で続きましたので、その時点で、「これはもう行ける」と思いました。ルールも何もなかったですけど、何となくやれるという自信がありました。この時点で、資金を増やしました。

松下:

資金を増やしたということは、もっと本気でやろうと思ったということですか?

神山:

もっと本気でやろうと思い、書籍やWEBで色々と調べ始めました。この頃やっと色々なトレード手法があることや、損切りというものがあることを知りました。

色々調べているうちに、おもしろそうだと思い、手当り次第で勉強しました。今振り返って考えると、単に本を買って読んで満足しているだけでした。何も理解しないで終わり、また次の本を読むという繰り返しでした。それに伴って、半年後くらいからトレードする通貨ペアも少しずつ増やしました。

松下:

そんな好調なトレードがいつ頃まで続きましたか?

神山:

結構続きました。途中で含み損を抱えることはあっても、それを上回る利益を上げて、1年経った時点で、決済損益ベースで600%の利益が出ていました。

松下:

600%の利益ですから、資金が7倍になったということですね。

神山:

7倍になりました。これはもうちょっと、気持ちが有頂天になり、おかしくなりましたね。自分の給料を超えちゃうかという勢いでしたので、これは行けると思いました。

松下:

資金を増やした後の売買は、どんな風に行っていましたか?

神山:

最初と同じです。何となく、感覚で売買していました。

松下:

トレード回数や時間は少ないですから、生活の中にかける負担やストレスはなかったですか?

神山:

一日のうちのわずかな時間で、作業もそれほどなく、モニターにくぎ付けになるようなトレードではありませんでしたので、楽でした。

松下:

よくその時点でのめり込んで、短期売買などに移行しませんでしたね。

神山:

最初に始めた動機が軽い気持ちでしたので、そんなにのめり込まなかったのだと思います。しかし1年経ってみて、とんでもないことになっていましたので、それまでは根拠もなく600%の利益が上がったので、しっかり勉強をして、本気で取り組めば、もっと利益が上がると思いました。

それから本気で色々な勉強を始めました。しかしそうは思ったものの、色々やり過ぎてしまいました。例えばADXを使ってみてダメならすぐに移動平均線に変え、それで利益が上がらなかったら、また他のものに乗り換えるといった有様でした。

そんな中には、「○○さんの投資手法」といったような情報にも手を出し、ダメだったらすぐに止めて、とにかく1つのことを続けられませんでした。この頃には、損切りも入れるようになり、ひたすら損切りが続き、マイナスばかりが出て行きました。今、考えると、その損切りもめちゃくちゃな損切りで、「○○円損したら嫌だな」とか、そんな損切りでした。

松下:

資金が大きくなると、さすがにフルレバレッジは無理になったと思いますが、トレードサイズはどうしていましたか?

神山:

資金も大きくなり、複数通貨をトレードするようになりましたので、単純に10万通貨くらいという感じで、利益が出れば、20万、30万通貨に増やすといった感じでした。それが一旦損失になると、翌日に取り戻したくなり、取り戻すために40万通貨に増やすといったこともやっていました。

松下:

損失になったポジションを助けるために、ナンピンで大きいサイズのトレードを行ったということですね。

神山:

とにかく損を取り戻したい一心でした。それまでに、損をした経験が少なかったので、損をしたらすぐに取り戻さないとやばい、と変な焦り方をしていました。このあたりから、何となく恐怖心が出始めました。

松下:

一旦資金が減り始めてからは、それが続きましたか?

神山:

時々利益を出すことはあっても、長続きせず、ずっと減り続けました。600%増えた資金が、500%になり、300%になり、その間もめちゃくちゃな損切りポイントでの損切りを続けてしましたので、大きな含み損を抱え、一度マージンコールにも至り、これはまずいと思い手当てして、それからは気が気じゃない毎日でした。日々証拠金がギリギリの有様でしたので、生活にも精神的に支障を来すようになりました。そんな風に精神的にストレスを抱えると、なおさらトレードもうまくいかなくなり、何もかもうまくいかないような悪循環でした。

松下:

その頃のトレードスタイルやトレード時間はどうでしたか?

神山:

トレード時間が増えて、会社から帰った後で利益が出るまで、1分足でも5分足でも、利益が出せるなら何でもいいという気持ちで、短期のトレードをやり続けていました。それもルールも何もない中でやっていましたので、そうとうきつかったです。

松下:

資金が減り続ける中で、一旦トレードを止めて、仕切り直しをしようとは思いませんでしたか?

神山:

前に儲かったという思いと、損を取り戻したいという焦りで止めようとは思いませんでした。それからも損失が拡大していき、これ以上続けても取り返すことができないと諦め、最後に大きな含み損を決済し、ここで一旦リセットしました。FXを始めて1年で資金をピークまで増やし、そのピークからほとんどの利益をはき出す期間は4カ月くらいでした。

松下:

最後に自分で決断をして、含み損を決済したということは、まだ諦めずに立て直そうと思ったからですか?

神山:

はい、仕切り直して、やり直そうと思っていました。もうダメだと思ったら、含み損を決済するという決断もできなかったと思います。決済した後、少し冷静に考えて、600%の利益を上げられたのは、たまたまだったのだと理解したのですが、何か利益を上げる方法はあるはずだとぼんやり思っていました。増やした資金を失いましたが、増やした経験は事実でしたので、それに加えて何か自分の手法を掴むことができれば、もう一度増やせるのではないかと思いました。

松下:

一旦含み損を決済して、リセットの休憩の間隔はどれくらい空けましたか?

神山:

2か月くらいだったと思います。2か月目くらいから、勉強する材料を探し始め、過去に買った本も読み返しました。本当に偶然なのですが、その頃にダイレクト出版(株)の販売している松下さんのプログラムに出会い、参加しました。

参加した感想は、理解がしやすいと思いました。他の方の本や手法と比べて、色々な理論や知識が腑に落ちました。私のリズムにもぴったりと合っていました。そして、アドバイス通りに、全てのトレードを最低のサイズである1,000通貨で行いました。同時に過去検証もやりました。

1,000通貨の売買だと、損切り額も小さいので、トレードを確かめながらやっている感覚でした。それでも、最初は損失が多かったです。ただ、ある時に英ポンド/豪ドルの売りトレードで、キレイにトレンドに乗り、これはスゴイというトレードを経験しました。

それまではサイズが大きいだけで、利益幅は数pipsとか数十pipsというレベルでしたが、1,000通貨でもこんなに利益が伸びるんだと感動しました。しかも、やったことといえば、売りエントリーを行い、損切り注文を入れて、ほったらかしていただけでした。

この時に、「あっ、これが自分の求めていたトレードかな」という感覚を味わいました。この経験以降、他の通貨だったらどうだったんだろうとか、検証していきました。松下さんのプログラムで勉強し、実際の経験を重ねる中で、エントリーや損切りの意味が理解でき、納得できるようになりました。

今年のパフォーマンスは勝率43.2%、ペイオフレシオ1.8、プロフィットファクター1.35、利益率6.0%(決済ベース)(含み利益を考慮すると42.5%)、最初の損失を取り返して利益を上げています。もう1つには、ニュースや材料、各社のアナリストなどの情報などには左右されなくなりました。

松下:

投資教室に参加しようと思った動機は何ですか?

神山:

より確実に、安定的に利益を上げたいと思いました。一人でトレードをしていると、たまたま利益が上がっているのか、これから何かショックが起こった時に、本当に対応していけるのか、といった不安感がありますので、もっと確信的なトレードを手に入れたいと思いました。

松下:

参加した感想はどうでしたか?

神山:

教室は少人数制で、直接語りかけていただくので、本当に納得ができます。大人数のセミナーとは明らかに違い、教室のように近い距離で少人数ですので、集中度合いも全然違いますし、思っていることや疑問を聞けたり、直接話していただけるので、あれはスゴイと思います。参加しない人は、もったいないと思います。(笑)

メールでのコーチングで色々と指導いただくと、やっぱりやる気になります。2週に1度、顔を合わせますので、次に行くまでにしっかりやっていかないといけないというプレッシャーも良かったです。参加するというだけで、覚悟も変わります。

松下:

最初に大成功して、その後大失敗をしました。それから、徐々に本当の力をつけてきました。その中で、今のトレードで満足していることは何ですか?

神山:

リセットし直してからのトレードの中で、理由付けをできるようになったことです。意味あるエントリーや、意味ある損切り、説明でき、納得できる行動を行えるようになったことです。ただ松下さんが言うとおりにエントリーするのではなく、自分で理解し、納得してトレードを行えるようになりました。

松下:

自分のオリジナルが出てきたということですか?

神山:

はい、そうだと思います。自分のルールは、まだ試行錯誤ですが、納得してトレードできています。それと、トレードとは全く別なのですが、プライベートでもこの間色々な経験を経て、その中で「適当に生きてはダメだ」と思うようになりました。そう思うようになって、トレードにも真剣になりましたし、仕事にも真剣になりました。日々の時間を過ごす中で、何かを残したいと思うようになり、真剣さの度合いが増しました。

トレードは、勉強すれば、必ず自分に会う方法が見つかり、利益が上がるようになると思います。あとは、やるかやらないかであり、続けなければ結果は出ないと思います。逆に言うと、続ければできるんだ、とも思うようになりました。

松下:

今は、トレードが楽しいでしょう?

神山:

楽しいですね。嬉しいのは、自分の努力が利益として見えてくるということですね。そう思うと、頑張れば頑張るほどできるんだということを実感します。

松下:

これからの目標は何ですか?

神山:

今回の教室の課題で、「自分の理想とする値動きを探す」というのがありましたが、それをやってみると、全部「売りの値動き」でした。それは、すごく意外でしたが、自分の理想のトレードポイントは売りのポイントなんだと確認できました。まだその理想のトレードは、実現していませんので、いつか実現させたいです。そして、年間100%の利益を達成したいと思います。その先にも夢がありますので、それに向かって必ずそれを叶えたいと思います。

松下:

ぜひ100%を達成して、その先にある夢を叶えてください!!

 今回のインタビューで、一人の個人投資家の目線で感じたことを語ってもらいその中に、多くのヒントや気づきがありました。

 神山さんは、何事にも最初は素直に取り組み、サイズを最小の1,000通貨に設定しました。その過程で、英ポンド/豪ドルの売りトレードで、「コレだ」と思えるトレードを経験したことで、やっていけると思い始めたそうです。このことは私にも同じような経験があり、私にとっては小豆の先物1枚の売りトレードでした。

 また私は常日頃から、「自分で理解、納得したトレードでなければ続けることができず、それゆえ利益を上げることができない。」と伝えていますが、神山さんは、トレードの変化において最も満足している点が、「理由や意味を付けることができ、納得できるようになったことだ」と言っています。

 一旦手にした利益を全て失った人が、再び小さい利益を手にする中で、そのことに一番満足しているという点も、非常に共感を覚えました。神山さんは、ここ数年のご経験の中で、トレードも含めて人生というものをどう生きていくか
ということも考え、

「適当に生きるのではなく、真剣に生き、何かを残したい」

という思いにも至られたことは、素晴らしいことだと思います。

 神山さんのこれからのトレードと人生を心より応援するとともに、多くの投資家の皆様に参考にしていただきたいと思います。皆、同じ思いや気持ちで毎日を過ごしていますので、あなたの何かの役に立つと思います。