松下誠の投資探求

投資における時間と利益

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投資は、労働と異なり時間を投下すれば利益が上がるというものではない。いたずらに時間をかけても、リスクのベクトルが市場と合っていなければ、時間を投下すればするほど損をする。多くの投資家はこの事実に気づかず、時間を投下しても利益を上げられない現実に戸惑い続ける。その典型例は、デイトレードで資金を失い続ける投資家だ。

投資において利益を決定づけるのは、リスクのベクトルだ。ベクトルとは、向きと大きさで定義され、リスクの向きと大きさが市場のそれと一致した時、利益を上げることができる。この状態に至って初めて、時間の投下が利益と正の相関を作り始める。まずはリスクの制御を身に着けることが、利益のスタートだ。

もう1つ、投資における時間の重要な力がある。それは、トレンドだ。トレンドとは、一方向に偏って続く長く大きい値動きだ。一旦市場にトレンドが形成された時には、そのトレンドに乗り続けることで、時間が利益を生み始める。このことも忘れてはならない。

投資では、時間の投下が利益を生むものではない。リスクの投下が利益を生む。このことを忘れず、無駄な時間をかけるのではなく、有効なリスクを投下しよう。

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投資における時間と利益 への1件のコメント

  1. 丸亀のkappa より:

    哲学的な問題提起ですね。
    時間と値幅の両方が利益を上げるうえで重要ということが前提の問題のようです。
    時間を味方にするトレンドフォロー系。
    瞬間の行き過ぎを利益に変えるカウンタートレード・

    損切りポイント、撤退ポイントをダウ理論に求めるトレンドフォロー、カウンタートレードも目来に現れるポイントを損切ポイントに置き利食いポイントの置き方はどうしても裁量になりやすい。説明しにくい。
    行き過ぎを獲るという観点から戻ってきたポイントというのが一つ、振幅の往復のはばというのがもう一つ。

    じっくり考えましょう。
    自分のものにできたらトレードの幅も広がるでしょう。
    ベクトルの話に直接はつながりませんでした。残念

松下誠の投資の哲学