松下誠の投資探求

優位性

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優位性とは、別のものを比較して、優れている点や性質のこと。日常生活の中では、あまり使われない言葉だが、投資の世界では多用される。私自身も、この優位性を非常に重要視し、投資家が兼ね備えるべき、1つの性質に位置付けている。投資において利益を上げていくために、自分自身の行動や、価格の動きの中に、利益につながる、優れている性質がなければ、将来的な利益の可能性が低くなると考えるからだ。投資においては、優位性はなくてはならない性質だ。

こうしてじっくりと考えれば、優位性がいかに大切かは分かる。しかし、多くの投資家は、優位性を知らず、優位性について深く考えることをしない。これは、利益を上げたいという欲求と、利益を上げるに十分ではない投資家の状態との矛盾である。あなたは、自分の中に、あるいは自分自身の投資行動の中に、確かな優位性があるかどうかを確認しなければならない。

市場や価格の動きの中には、十分な優位性が存在する。優位性とは、優れている性質であり、市場に存在するそれは、将来を絶対的に保証するものではない。だからこそ、投資においてはその優位性を最大限に引き出すために、確率論における「大数の法則」を利用しなければならない。

「大数の法則」とは、1回だけの事象では必ずしも成立するとはいえない結果も、無数の事象を総合すると一定の頻度で期待する結果が得られるという法則だ。優位性は、優れた性質であるので、「大数の法則」を用いることで、その結果が有利なものに傾いてくる。だからこそ、「大数の法則」を利用するために、投資では「資金管理」が必要となる。

一言に優位性といっても、その理解と活用は非常に奥が深い。また「優れた性質」とは、あたかも客観的な性質のように思えるかもしれないが、主観的な性質との境界線は、非常に曖昧になる。何を信じるかは、人それぞれだからだ。あなたが、何かのきっかけで市場の優位性を知ったからといって、それを鵜呑みにするのではなく、自分の目で確認し、自分の言葉と理解に変えて、体に落とし込むことが必要だ。これこそが、投資における優位性の真の姿だ。

投資家は、優位性という言葉を聞いても、十分にそれを自分のものにすることができない。自分の投資に生かすことができない。その理由は、上記に述べてきた通りだ。しかし、最初にも書いたように、投資で生き残り、利益を上げていくためには優位性は必ず必要だ。あなたも、優位性について考え、理解し、自分のものとし、必ず実践を続けて欲しい。それこそが、あなたが望む投資家の姿だ。

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