松下誠の投資探求

記憶

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投資家は過去に経験した利益や損失を、時間の経過とともに忘れていく。人の記憶とは、そういうものだ。例え、それがどんなに悲惨な損失であったとしても、時間の経過で記憶は薄れていき、その時感じた痛みも小さくなっていく。しかし、目の前にある現実は、いつまで経っても消えることはなく、強い刺激を与え続ける。そう考えると、含み損や塩漬けのポジションが、いかにあなたを苦しめ続けるか、想像がつくはずだ。

多くの個人投資家には、資金管理の概念がなく、大きすぎるリスクを抱えて売買を行い、いつかそれは巨大な含み損の塩漬けになる。この塩漬けのポジションは、目の前にある現実なので、あなたはこの痛みから逃れることはできない。それを決済することでしか、この現実は消えない。

この状況に陥った投資家は、何とか含み損を解消しようと奮闘するが、含み損を招いた原因は、その投資家自身にあるので、損失を突然解消できる力を持つことなど、通常はできない。つまり、巨大な含み損から逃れる術は、非常に少ない。

損失とは、我慢して小さくしようとするものではなく、大きくなる前に、管理・計画された小さい損失の時点で決済するものだ。これを投資の世界で、損失管理と呼び、損失管理は資金管理の重要な要素の1つだ。

人の記憶の特性を理解し、損失を小さく切るようにしよう。そうすればこの先、あなたは巨大な損失に日々苦しみ続けることはなくなるだろう。

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記憶 への3件のコメント

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