松下誠の投資探求

主体性

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投資家はいつも、「価格が上がるのか、それとも下がるのか?」と悩んでいる。冷静に考えてみると、「価格」とは、自らの意志や行動とは関係のない、外部の事象であり、それを客体と呼ぶ。客体である、自らの外部のものをコントロールしようとしても、それには無理がある。つまりこの悩みに、効率的な答えは存在しない。

一方で、「現在の価格で買うか、売るか?」と考えることは、自分でコントロールできる自らの行動である。これは自覚や意思に基づくものであり、主体と呼ぶ。自覚や意思に基づく行動は、当然のこととしてコントロールが可能になり、効果の測定も可能になる。この疑問に効率的な答えを見出すことは可能だ。

同じ時点における、同じような疑問なのに、両者の考え方は全く違い、結果も全く違うものとなる。「価格が上がるか、下がるか?」と考えるのではなく、「自分が買うか、売るか?」と考えてみよう。それだけで、投資に対する視界が驚くほど変わる。これこそが、投資家に必要な主体性である。

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主体性 への1件のコメント

松下誠の投資の哲学