松下誠の投資探求

不安や混乱、恐怖や迷いがなくならない

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投資を行っていると、不安、混乱、恐怖、迷いなど様々な感情を抱く。これらの感情は、私たちに良い影響を与えるものではないので、この感情にさらされ続けると、投資という行為自体が苦しいものになりかねない。これらの感情はどうして起こるのか、またなくすことはできるのだろうか?

投資でこれらの感情が起こる理由は、至って簡単だ。それは、投資というものが、未来という見えない時間に向かって、大切な資金をリスクに投じていく行為だからだ。明日何が起こるかは分からないのに、私たちはそこに資金を投じていく。このことに正面から向き合えば、不安や混乱、恐怖や迷いが生じることは自ずと理解できる。

不安や混乱、恐怖や迷いを消すことはできるだろうか?これは、無理だ。人間である以上、また見えない未来に向かって資金を投じる行為という性質上、そこから不安や混乱が消えることはない。しかし、消えることはなくとも、小さくしていく、減らしていくことはできる。

投資に対する不安は、周辺知識を増やしていくことで、徐々に減り、逆に安心が広がる。混乱とは、整理ができていない状態なので、これも知識や情報の整理により、小さくなる。恐怖とは、お金が減るかもしれないという恐れだ。投資を行う限り、お金を失う可能性もゼロにすることはできない。この可能性を自分自身が許容できるものに小さくしていくのだ。つまり許容できるだけの恐怖まで小さくし、最後はその小さい恐怖を乗り越える勇気を持つ。迷いも消えることはない。なぜなら1つ選択を行えば、その選択の先には、それに応じた結果が待っており、ある選択を行い1つの結果を手にした時、別の選択を行っていればという、仮定の想像は必ず存在するからだ。つまり、迷いを減らすためには、選択による結果を素直に受け入れていくしかない。

こうして、不安、混乱、恐怖、迷いを小さく少なくする。このことに取り組めば、不安は安心に変わりはじめ、混乱は明確な理解と整理に変わり、恐怖は受け入れるに十分なだけ小さくなり、迷いは意志を伴った選択へと変わる。

つまり、投資では不安、混乱、恐怖、迷いを消すのではない。不安<安心、混乱<明確な理解・整理、小さな恐怖<乗り越える勇気、迷い<意志を持った選択・決断、という状態を作っていくのだ。あなたは、不安や混乱、恐怖や迷いを消すことはできないが、小さくし、減らし、許容していくことができる。そしてそれらよりも大きい、安心や理解、勇気、選択や決断を持つことができる。無理に不安や混乱を消さなくても大丈夫だ。それらを小さくし、それ以上の安心と理解で、快適に投資を行い、利益を上げる投資家になろう。

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