松下誠の投資探求

成功へという部屋へ続くドア

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多くの個人投資家は、投資で成功する、利益を上げる投資を作り上げていく作業について誤解している。今日は、その話を、1つの空想の物語として、説明してみたい。

個人投資家であるあなたは、1つの部屋にいる。そして、その部屋にはたくさんのドアがある。仮に100枚のドアがあると想像して欲しい。そのドアの向こうには、「投資の成功」という部屋がある。そこで、あなたは悩む。どのドアを開ければ、「投資の成功」に辿り着くのか?

考えて、情報を仕入れて、何とかドアの向こうが見えないかと、ドアを調べてみたりする。しかし、ドアの前では、どのドアが「投資の成功」に辿り着くかは、分からない。だからいつまでも、どのドアを開けていいかが分からず、あなたは途方に暮れる。

時折、「自分はそれを知っている」と称する人がやってきて、「××番目のドアがいい」と教えてくれるが、それを言葉通りに信じることもできずに、あなたの悩みは続く。再びあなたは、情報を仕入れ、考え続ける。

結局、多くの人は、100番目のドアを開ける。その100番目のドアの入口には、名札が掛かっていて、その名札には「実践」という名前が書いてある。それに対して、1~99番目のドアの入口の名札に書かれている名前は、「準備」。この部屋に訪れた、99%の人は、「準備」を面倒に思い、時間の無駄だと思い、100番目の「実践」のドアを開ける。実は、ここに大きな勘違いが潜んでいる。

私は、この物語の最初に、『このドアの向こうに「投資の成功」という部屋がある』とは書いたが、『このドアを開ければ、次の部屋が「投資の成功」』とは書いていない。99枚のドアの向こうの部屋には、それぞれの部屋に、また100枚のドアがある。そのドアを開ければ、次の部屋にも100枚のドアがある。そして、ドアを開け続け、準備の部屋を通り続ければ、いつしか「投資の成功」の部屋に辿り着く。ある意味で、これは自動操縦のようなものだ。

最初にあなたがいた部屋の名前は、「現在地」。忘れてはいけない。勘違いしてはいけない。「現在地」の次の部屋が、「投資の成功」ではない。一つの準備を終えたら、次の部屋に向かうヒントが現れる。このヒントこそが、次に、どのドアを開ければ良いかを指し示す。二つ目の準備を終えたら、次のヒントが現れ、三番目の部屋のドアを選ぶことができる。つまり、あなたは「現在地」の部屋で、『どのドアかが「投資の成功」につながるはず』と、在りもしない答えを考え・探すのではなく、試しに一つのドアを開け、次のヒントを手に入れれば良いのだ。これを繰り返せば、実は1~99番の準備という名のドアは、いずれを開けても、「投資の成功」に辿り着くようになっている。そのことを前に、「自動操縦のようなものだ」と書いたのだ。

私はそうやって、何枚もの準備のドアを開けて、次のヒントを手に入れ、また次のドアを開けて、を繰り返して、「投資の成功」という部屋に辿り着いた。大切なことは、どのドアが正解かを考え・探すのではなく、一つのドアを選んで、実際にドアを開けて次の部屋に進むこと。これは、全て「準備」の部屋なのだから。

「投資の成功」の部屋へ向かってドアを選ぶ際のコツは、「方向性と次へ進むためのヒント」。方向性がまるで的外れで、次へ進むためのヒントが全く理に適ってなければ、このドアの旅は迷路になってしまう。そして、99%の人は、面倒くさがり、方向性を知らず、次へ進むためのヒントが理に適っていないので、結局は「投資の成功」の部屋に辿り着かず、迷子になってしまう。さながらその人たちにとっては、「投資の成功」を目指す道のりは、「迷路」だ。

正しい方向性で、理に適ったヒントで次へ進み、その部屋での「準備」に取り組んで欲しい。時には、元いた部屋に戻っても構わない。元の部屋に戻って、別のドアを開けて、別の道を進むこともできる。そうすれば、「投資の成功」の部屋に必ず辿り着く。

かのトーマス・エジソンは、電球を光らせるまでに、2万回の失敗をした、といわれている。そして彼は、こう言ったそうだ。「私は今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないことを、2万回経験しただけなのだ。」と。エジソンは、2万枚のドアを開けたということだろう。私がこの物語で言っているのは、こういうことなのだ。

エジソンは2万枚のドアを開け、電球を光らせた。私は何百枚ものドアを開け、投資/トレードで利益を上げられるようになった。あなたは、どのドアを選んで開けるだろうか?それは、選択と行動の連続の部屋を、進んでいくだけに過ぎないことを忘れないで欲しい。

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