松下誠の投資探求

虚と実

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私たちの周りには、無数の情報が存在する。個人投資家は、投資で利益を上げるために、真に役に立つ情報を探している。しかし、世の中の全ての情報が、真実とは限らない。中には、中身のない虚像のような情報も存在する。投資家として、あるいは人として、虚像に振り回されずに、真実の情報を選びとるために、どうすればいいのだろうか。これは、情報を受け取る人自身が、選別する目を持たなければならない。

虚像であり中身のない情報は、一時的に出て消えていくものが多い。それに対して、真実の情報、あるいは本質を突いた情報は長く残り、伝えられていく。どれだけの期間、市場に認知され、受け入れられ続けているかどうか、というものも1つの尺度になる。虚像は弱くはかなく、真実は強い。またその中身を掘り下げてみることも、参考になる。情報として、本質的なもの、真理を突いたものであれば、真実である可能性は高い。しかし、内容が浅く、小手先の話題に終始している場合、それは虚像であるかもしれない。

その情報が真実であるか、虚像であるかを確かめ判断するのはあなた次第だ。つまり、その情報に触れ、何かを感じ・学び・実践する中で、自らに起こったことを振り返りながらでしか、その情報が虚像であるか、真実であるかを確かめることはできない。最終的な実践と判断は、あなた自身にかかっている。

ここで、この問題にはもう1つの盲点がある。それは、「人は虚像に目を奪われている時、真実が見えなくなる。」ということだ。私たちの視点や考えは、1つのポイントに固定されると、他を見ること、受け入れることさえできなくなる。この意味からも、虚像や嘘に目や心を奪われることは危険である。

「利益を上げる」という1つの目的を目指した時、その目的達成のために、敢えて役に立つとは思えない、虚像ともいうべき情報が、確かに存在すると私は感じる。それが良いか悪いかという問題ではなく、その現実がある以上、私たちは自らの目的達成のために、情報の真贋を見抜く目を持つ必要がある。1つ1つの情報に触れる時、あなた自身の目と心で、その情報の真贋を見抜くようにしよう。

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虚と実 への3件のコメント

松下誠の投資の哲学