松下誠の投資探求

投資の本質

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殆ど全ての個人投資家は、「投資とは利益を上げる行為だ」と思っている。しかし、これは誤りだ。「投資の本質とは、損失に耐える行為だ」。その理由を説明しよう。

投資という行為は、単に1回の売買(投資活動)によって終わるものではない。売買が繰り返され、何十回、何百回と重ねられ、続いていくものだ。この過程において、全ての売買で利益を上げることなど不可能だ。つまり、投資を行っていくということは、必ず損失に遭遇することを意味する。時には、2回、3回と損失に終わる売買が続くこともあるのだ。この時、投資家はどのような心情だろうか。それは、疑いと不安だ。このまま資金が減り続けるのではないだろうか、大丈夫だろうかと常に疑いと不安が頭と心を占める。

これに対して、利益を上げている時の投資家の心情とは、どのようなものだろうか。利益が上がっている状態の投資家は、安心と安定の心の中にいる。何の心配もなく、不安もなく、投資を続けることにためらいはない。

利益を上げている投資家は、投資を続けることに、何のためらいもなく、問題もない。損をしている投資家は、投資を続けることをためらい、悩み、苦悩の時間を過ごす。つまり、進むか、辞めるかの分岐点にいる。

投資とは、続けなければ利益を上げることのできない行為だ。そして、投資を続けるかどうかの判断に迫られるのは、いつも、損をしている時なのだ。投資の本質とは、損失に耐える行為である。いかに自分の資金に対して適切に損失に耐え、その後、利益に辿り着くことができるのか。それが投資である。

投資の本質とは、損失に耐えた先に利益をつかむ行為である。個人投資家は誤ったイメージを持ったまま投資を始め、損失に耐えられないからこそ、次々と市場からの撤退を余儀なくされる。あなたは、どんな損失を耐えて、どんな利益をつかむのか。それをしっかり考えておこう。

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投資の本質 への7件のコメント

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