2014年1月から続けております、まこと投資スクールの卒業生の投資成績も3年目に入り、徐々に恒例のアンケートとなってきました。
昨年2015年からは、メルマガ読者を対象として、一般の個人投資家の皆様にも、前の年の一年間の投資成績をお聞きし、市場参加者の傾向をご確認いただいております。
全ての投資家は、利益を上げることを目標としており、不本意ながら損失に終わった年には、その結果を正面から見つめ、原因を明らかにし、新しい年に改善し、利益へと変えていかなければなりません。
スクールの卒業生がどのような利益を上げ、一般の個人投資家がどのように奮闘しているのかを、アンケート結果から見ていきましょう。
今回からは、過去の結果を年次推移(比較)として見ることができるように記載しました。
年利 | 2015年 | 2014年 | 2013年 |
---|---|---|---|
500%以上 | 0 | 0 | 1名 |
100%~500% | 1名 | 0 | 2名 |
50%~100% | 2名 | 4名 | 1名 |
30%~50% | 2名 | 4名 | 2名 |
20%~30% | 4名 | 2名 | 1名 |
10%~20% | 1名 | 1名 | 4名 |
0%~10% | 3名 | 8名 | 1名 |
マイナス | 12名 | 5名 | 0 |
合計 | 25名 | 24名 | 12名 |
利益の率 | 52% | 79% | 92% |
※ご報告をいただいた個々人の努力と行動の結果であり、個人差があります。
投資スクール卒業後の結果を保証するものではありません。
まこと投資スクールの卒業生では、2年ぶりの100%以上の利益を上げた人が現れました。
おそらく2014年にも居たと思いますが、残念ながらアンケートの返答は返ってきませんでした。
年利100%というのは、1年間で資金が倍になりますので、破壊的な実績といえます。また50%以上の利益を上げた卒業生も2人、これも立派な、そして破壊的な実績です。
年利50%を上げれば、2年で資金が倍になります。年利20%以上の利益を上げた卒業生が9名、十分に目標達成といっていいでしょう。もちろん、10%以下であったとしても、資金を増やした卒業生は、しっかり実績を確保しました。
残念ながら12名の卒業生が損失に終わりましたが、このアンケートに損失の報告を送ってくれたくらいですから、原因をしっかり分析し、改善の策を練っていることでしょう。今年の復活に期待します。
次に、メルマガ読者のアンケート結果を振り返っていきます。
2015年 | 2014年 | |
---|---|---|
株式投資家 | 利益 61% : 損失39% | 利益 60% : 損失40% |
FX投資家 | 利益 31% : 損失69% | 利益 47% : 損失53% |
商品投資家 | 利益 29% : 損失71% | 利益 40% : 損失60% |
投資家全体 | 利益 44% : 損失56% | 利益 53% : 損失47% |
※「松下誠の投資家を元気にするメルマガ」
読者さんのアンケート結果集計より
2015年はかなり明確な傾向が現れた年だったようです。特に商品先物市場の投資家の実績が悪く、またFX市場の投資家の半数市場も損失に終わり、苦しい展開を余儀なくされたようです。
商品先物市場においては、原油安に代表される資源安により、買い戦略では利益を上げにくかった1年といえます。
またFX市場は、1年を通して明確なトレンドを形成した通貨は見当たらず、保ち合いや転換の傾向が高かったようです。
どちらの市場でも7割近い投資家が損失となり、苦しい1年でした。株式投資家は60%以上の方が利益を上げ、比較的勝ちやすい1年だったようです。
株式市場の投資家で利益を上げた人の率は、前年2014年とほぼ同じであったのに対して、FX市場、商品市場の投資家の利益の比率は明らかに減少しており、傾向がはっきりと表れています。投資家全体で見ても、2015年は50%以上の投資家が損失に終わっており、投資家が苦しんだ1年だったようです。
まこと投資スクールの卒業生には、8割以上が利益を上げるように(もちろん目標は10割100%です)と、常々激励しています。全体の環境がこのように容易ではないなかですが、しっかりとした投資力をつけ、不断の行動の繰り返しの中で、投資成績は徐々に上がっていきます。ここに参加する全ての投資家が利益を上げられるように、いつも応援しています。